トピックス44 平成25年度梅花流全国奉詠大会

 青葉の繁る好時節に、宮城県総合運動公園「グランディ・21」を会場に、梅花流全国奉詠大会が開催されました。特に今大会は東日本大震災発生後三回忌に当たっての開催です。碩水寺から6名の講員さんが参加しました。

 大きな会場の両サイドの2階に宮城県、福島県の講員の皆様が願いを垂れ幕に書いて迎えて下さりました。なかなか進まぬ復興、いまだに収束のつかぬ原発の恐怖の中にもご詠歌を唱えることに精進なさっている様子に感動しました。

 開会式、式典の後、登壇奉詠が行われ日頃の練習の成果を披露されました。登壇の人数に限りがあるので他の講員さんは自席にて立行でお詠えしました。

 第四部では、東日本大震災被災物故者三回忌法要が執り行われました。亡くなられた方々の卒塔婆を書いて舞台に供え厳かに法要が行われ、全員で追善供養御和讃をお唱えして亡き方々のご冥福をお祈りしました。

 5月29日より31日までの今回の旅行の予定の最後の三日目は松尾芭蕉が「せみの句」を読んだ古刹、山寺、立石寺に詣でました。今年は50年に一度のご開帳にあたり、その最後の日でもあり、大勢の参拝客で賑わっていました。  

 五大堂、奥の院へと続く1,015段の階段を一歩一歩踏みしめて登り切りました。五大堂からの絶景は天気にも恵まれはるか遠くまで見渡すことができ、額の汗も吹き飛んでしまったようです。そして、意義有る大会を無事に終え、みんな元気に家路につきました。