本堂改修工事竣工

 昨年来の本堂改修工事もお蔭様で落慶の日を迎えることとなりました。これもひとえに皆様の御理解、御協力の賜と心から御礼申し上げます。我々曹洞宗寺院においては本堂とは「法堂ーはっとう」と申しまして、住職が仏法を説く場所であります。現在の伽藍は江戸末期来のものですが、この度の改修によりこの先百年は守られ、布教の拠点となりました。お釈迦様の時代から寺院とは信者の方より寄進されて維持されてきました。とはいえ、現在の日本経済不況の中、また度重な る歴住の遷化などで檀信徒皆様には当山の先行きにご心配も多かったと思われますが、そんな中、晋山式、本堂改修をさせていただき、二十六世の最初の務めを 果たすことができました。これもひとえに皆様の篤信の賜と深謝申し上げます。皆様にはご自由に御来寺されまして、研鑽の場として頂くとともに、今後とも 暖かい御法愛を賜りますよう御願い申し上げます。なお貴家の御繁栄御安泰を心からお祈り申し上げます。
           平成15年11月吉日
                  碩水寺二十六世 竹原昭雄 合掌

なお一年間の工事の詳細はここをクリックしてください。